「留学したいけれど、1ヶ月でも効果はあるのかな……」
「フィリピン留学に1ヶ月だけ行きたいな」
と考えている人向けの記事です。
結論からお伝えすると、フィリピン留学は1ヶ月でも英語力アップを目指すことが可能です。
理由は1ヶ月でも集中的に勉強することで、英語力につながる効果が期待できるためです。
例えば、
- 発音の知識が身につく
- リスニング力が向上する
- 英会話ができるようになる
- 英語学習のきっかけになる
などです。
反対に「留学中の勉強だけで語学力を身につけたい」「毎日遊びながら勉強したい」と考えている人に、1ヶ月の留学はおすすめできません。
フィリピン留学は「1日6時間ほどのマンツーマンレッスン」を受け、平日は英語漬けになることが多いためです。授業はすべて英語のため、英語力ゼロで渡航すると何もわからないまま留学が終わってしまいます。
効果を実感するフィリピン留学を希望するなら、以下のコツを知っておくことが必要です。
- 留学前に単語や文法を勉強しておく
- 特定のスキルアップに集中する
- 予習と復習をくり返す
上記3つを意識するだけでも、英語力アップの可能性は高まります。
とはいえ、具体的なフィリピン留学の概要や効果は、なかなかわかりにくいですよね。
そこで今回は、
- 1ヶ月のフィリピン留学はどんな感じ?
- フィリピン留学を1ヶ月にするメリットとデメリット
- 1ヶ月の留学で期待できる効果
- 1ヶ月留学した人の体験談
- 1ヶ月のフィリピン留学を成功させるコツ
などを紹介します。
連休や夏休みに留学したい大学生や社会人は、参考にしてみてくださいね。
フィリピン留学は1ヶ月だとどんな感じ?スケジュールや準備を解説
はじめにフィリピン留学の概要として、
- 授業スタイル
- 生活環境
- スケジュール例
を簡単に紹介します。
1ヶ月のフィリピン留学での授業スタイル
フィリピン留学では主に「マンツーマンレッスン」と「グループレッスン」を提供しています。
それぞれの内容は以下の通りです。
- マンツーマンレッスン:講師と生徒が1対1で授業をする。
- グループレッスン:1人の講師に対して、3〜20人ほどの学生と授業をする。
[say img=”http://hideblog-neetryz.com/wp-content/uploads/2019/01/hidebu3.png” name=”ひでぶ”]基本的にマンツーマンレッスンは1日6〜10時間、グループレッスンは1〜2時間ほどになることが多いよ。[/say]
1ヶ月のフィリピン留学における生活環境
フィリピン留学では主に、学校の敷地内や近くにある学生寮に滞在します。
学生寮は個室、2〜6人ほどの相部屋のどちらかを選びます。
[say img=”http://hideblog-neetryz.com/wp-content/uploads/2019/01/gorilla4.png” name=”ストゴリくん” from=”right”]学生寮では食事を提供し、洗濯や掃除もしてくれるので、留学生は英語学習だけに集中できるよ。[/say]
[card2 id=”2987″]
ただしフィリピンは、Wi-Fiなどインフラ環境が日本ほど発展していません。ネットがつながりにくい、シャワーが冷たいなどの不便を感じることがあります。
1ヶ月のフィリピン留学におけるスケジュール例
1ヶ月のフィリピン留学は、以下のスケジュールで生活することが多いです。
【1週間のスケジュール】
- 日曜日:フィリピンの空港に到着し、スタッフのピックアップで学校へ。
- 月曜日:午前中にオリエンテーションを受けて、午後から授業を受ける。
- 火曜日〜木曜日:朝から夕方まで授業、放課後は自習。
- 金曜日:午前中まで授業を受けて、午後から卒業式に参加。
- 土曜日、日曜日:自由時間のため、観光やアクティビティへ。
【1ヶ月のスケジュール】
- 1週目:月曜日にオリエンテーションを受けて、授業がスタート。
- 2〜3週目:平日は授業を受けて自習をする。土日は観光などを楽しむ。
- 4週目:金曜日の午後に卒業式。そのあと退寮し、ホテルへ移動。観光や買い物を楽しんでから日本へ帰国。
どの語学学校でも毎週月曜日が入学日であり、金曜日に卒業式が開催されます。
続いては、フィリピン留学を1ヶ月にするメリットとデメリットを見ていきましょう。
フィリピン留学を1ヶ月にするメリット
ここからは、フィリピン留学を1ヶ月にするメリットとして、
- 集中的に勉強できる
- 休学や退学の必要がない
- 観光やアクティビティも楽しむことができる
の3つを解説します。
メリット1:集中的に勉強できる
1つ目は「英語を集中的に勉強できること」です。
日本で生活しながら1ヶ月勉強しても、学校や仕事があると1日2〜3時間しか勉強できません。
留学すると1ヶ月でも、1日の勉強時間は6〜10時間ほどに伸ばすことができます。期間は短いですが、勉強時間が長くなることで英語力は伸びやすくなります。
メリット2:学生は休学や退学の必要がない
2つ目は「大学生は休学や退学をする必要がないこと」です。
大学の夏休みや春休みは、1〜2ヶ月であることが多いかと思います。この長期休暇を活用して留学することで、授業を休むことはありません。
[say img=”http://hideblog-neetryz.com/wp-content/uploads/2019/01/hidebu3.png” name=”ひでぶ”]単位も通常通り取得できるから、卒業や就活への影響が少ないね![/say]
メリット3:観光やアクティビティも楽しむことができる
3つ目は「観光やアクティビティも楽しめること」です。
1ヶ月の留学でも、土日や祝日は自由時間です。休みに観光やアクティビティ、周辺の島へ旅行する人も少なくありません。
平日は勉強漬けですが、休日にリフレッシュすることが可能です。
リフレッシュによって、勉強のモチベーションがさらに高まることも期待できます。
フィリピン留学を1ヶ月にするデメリット
続いては、デメリットとして、
- 大幅な英語力アップは難しい
- 慣れた頃に帰国する
- 社会人は1ヶ月の休暇を取りにくい
の3つを解説しますね。
デメリット1:大幅な英語力アップは難しい
1つ目は「英語力が大幅に伸びる可能性は低いこと」です。
その原因は、主に以下の通りです。
- 留学するだけで英語が身につくと思っていた
- マンツーマンレッスンを受けて勉強した気になってしまった
また英語が身につくまでは約3ヶ月の時間、そして毎日の予習と復習が必要だといわれています。ネイティブ並みの英語力は、1ヶ月ではなかなか身につきません。
1ヶ月の留学では、特定のスキルにしぼって勉強するのがおすすめです。発音やリスニング、ライティングなど分野をしぼることで、専門スキルを徹底的に伸ばすことは可能です。
デメリット2:慣れた頃に帰国することになる
2つ目は「慣れた頃に帰国すること」です。
1ヶ月の留学は、イメージしている以上に短いです。フィリピン生活に慣れた頃に帰国するため、物足りないと感じることが少なくありません。
[say img=”http://hideblog-neetryz.com/wp-content/uploads/2019/01/gorilla4.png” name=”ストゴリくん” from=”right”]大学生は夏休みいっぱいまで留学するなど、もう少し長く留学するのがおすすめだね。[/say]
デメリット3:社会人は1ヶ月の休暇を取りにくい
3つ目は「社会人は1ヶ月の休暇を取りにくいこと」です。
大学生なら夏休みや春休みを活用することで、1ヶ月の留学は実現できるかと思います。
しかし社会人が1ヶ月の休みを取ることは、なかなか難しいのではないでしょうか。
ゴールデンウィークやお盆休み、年末年始など連休はありますが、期間は多くても10日ほど。
社会人が1ヶ月の留学をするには、工夫が必要です。
例えば、
- 大型連休と有給をあわせて留学する
- 会社の休職制度を利用する
などです。
また1週間だけ留学して、帰ってからフィリピン留学で習った勉強方法を続けることで、英語力アップは可能です。
先輩から経験談などを聞いて、少しでも長く留学できる方法を探してみてください。
1ヶ月のフィリピン留学で期待できる効果
フィリピン留学を1ヶ月することで得られる効果を、レベル別にまとめました。
TOEICの点数は、レベルごとの目安です。
【初心者:TOEIC200〜400点】
- 英語を話したり聞いたりすることに慣れる
- 発音の知識が身につく
- 英語学習の方法がわかる
【中級者:TOEIC400〜600点】
- リスニング力が伸びる
- 日常会話ができる
- TOEICスコアが100〜150点ほど伸びる
【上級者:TOEIC600〜800点】
- 文法を正しく理解し、会話で活用できる
- ディスカッションなどで自分の意見を主張できる
- TOEICスコアが100点ほど伸びる
[say img=”http://hideblog-neetryz.com/wp-content/uploads/2019/01/hidebu3.png” name=”ひでぶ”]英語しか話さない環境で生活するから、初心者は1ヶ月後に会話やリスニングへの抵抗はなくなっていることが多いよ![/say]
次は、1ヶ月のフィリピン留学を体験した人の声を見てみましょう。
1ヶ月のフィリピン留学で効果を感じた体験談
実際に、フィリピン留学を体験した人の体験談を集めました。
フィリピン留学1ヶ月経過しての状況
・相手の言ってることの6,70%は理解できるようになった。
・英語が好きになった笑
・英語でコミュニケーション取るのが普通になった
・外国人の友達がたくさん出来た
・今まで単語での返答がメインだったが、文法交えて返答できるようになったざっくりこんな感じ
— kanjiito (@knlvdr) 2019年4月3日
https://platform.twitter.com/widgets.js
1ヶ月フィリピン留学をするとしたら総額25万円前後でできるのですが、これを1日あたりに換算すると約8,300円。毎日8時間勉強した場合、1時間あたり約1,040円です。
質の高い英語学習の機会を1時間1,000円ちょっとで買えると考えたら、フィリピン留学は圧倒的にコスパが良いですね。後は時間を作るだけ
— キムラタクヤ🇵🇭学生ライター (@Takuya_3003) 2019年5月29日
https://platform.twitter.com/widgets.js
1ヶ月のフィリピン留学で学んだ事
先生1:生徒3の授業でバンバン発言する韓国人の友達。文法も発音も回答もめちゃくちゃ。でも圧倒的な発言量。
ぼくは羞恥心持ってないんやと思ってたけど、これをきっかけに本格的に消えた。
考えてもわからん事はやっちゃえ。悩む時間がもったいないから。
— 坂田朗@変態読書家 (@12ua0162) 2018年12月10日
https://platform.twitter.com/widgets.js
[say img=”http://hideblog-neetryz.com/wp-content/uploads/2019/01/gorilla4.png” name=”ストゴリくん” from=”right”]体験談を見ると、多くの人が「1ヶ月で英語に慣れる」と実感していることがわかるね。[/say]
そしてフィリピン留学は1ヶ月の短期間でも、効果をさらに高めることができます。次で詳しくお伝えしますね。
フィリピン留学の効果を1ヶ月で最大限まで高めるコツ
続いては、フィリピン留学の効果を高めるコツとして、
- 留学前に単語や文法を勉強しておく
- 特定のスキルアップに集中する
- 予習と復習をくり返す
の3つを紹介します。
効果を高めるコツ1:単語や文法は留学前に勉強しておく
1つ目は「留学前に単語や文法をひと通り復習しておくこと」です。
フィリピン留学中の授業はすべて英語です。簡単な英語がわからないと、授業はなかなかすすみません。
おすすめは、中学英語レベルまで復習すること。実は学校の授業は日常会話レベルで話されているため、中学英語まで復習していると会話やレッスンがほとんど理解できるためです。
おすすめの参考書は、以下の通りです。
【単語】
「TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)」
【文法】
「中学 英語を もう一度ひとつひとつわかりやすく。」
「一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法」
【英会話】
「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング 」
[say img=”http://hideblog-neetryz.com/wp-content/uploads/2019/01/hidebu3.png” name=”ひでぶ”]フィリピン留学の3ヶ月ほど前から勉強することで、授業をスムーズに受けることができるよ![/say]
効果を高めるコツ2:留学中はスピーキングなど特定のスキルアップに集中する
2つ目は「特定のスキルアップに集中すること」です。
総合的な英語力アップを目指すとき、1ヶ月の留学では時間が足りません。授業だけで、発音からリーディングまですべて勉強する余裕はないためです。
1ヶ月のフィリピン留学では、ひとつのスキルにしぼる方が効率的です。
例えば、
- スピーキングが苦手なので、発音の練習と英会話フレーズの活用に集中する
- TOEICを受験するので、リーディングの勉強方法を指導してもらう
などです。
[say img=”http://hideblog-neetryz.com/wp-content/uploads/2019/01/gorilla4.png” name=”ストゴリくん” from=”right”]ひとつの分野に取り組むだけでも、スキルアップは期待できそうだね。[/say]
効果を高めるコツ3:空き時間に予習と復習をくり返す
3つ目は「フィリピン留学中に予習と復習をすること」です。
勉強は習ったことを復習すると、知識として頭に定着します。英語も同じで、いくらマンツーマンレッスンで新しいことを学んでも、復習しなければ自身のスキルにはなりません。
勉強時間を確保するためには、マンツーマンレッスンを1日6時間までにおさえましょう。これ以上増やすと、レッスン続きで自習時間を確保できません。
[say img=”http://hideblog-neetryz.com/wp-content/uploads/2019/01/hidebu2.png” name=”ひでぶ”]1ヶ月の留学中に予習と復習を続けて、自分でも英語力や効果を高める努力を続けてみてね。[/say]
フィリピン留学は1ヶ月でも、効果アップのコツを知っていると英語力が身につく
今回は、1ヶ月のフィリピン留学の概要や効果、効果アップのコツなどを解説しました。
まとめると、1ヶ月のフィリピン留学でも英語力アップを目指すことは可能です。
特に1ヶ月の留学には、以下のメリットがあります。
- 集中的に勉強できる
- 休学や退学の必要がない
- 観光やアクティビティも楽しむことができる
そして1ヶ月のフィリピン留学を成功させるコツとして、以下の3つをお伝えしました。
- 留学前に単語や文法を勉強しておく
- 授業では特定のスキルアップに集中する
- 留学中は予習と復習をくり返す
効果を高めるために必要なことを知っておくことで、1ヶ月の留学でも英語力を高めることは可能です。
今回の記事を参考に、フィリピン留学の計画を立ててみてくださいね。