海外に住んでみたい人にオススメの制度、ワーキングホリデー。
ほとんどの国で1年間海外に滞在でき、現地で働くこともできるので、海外生活を体験するにはピッタリです。
ただし、ワーホリ制度は年齢制限があり、規定の年齢を超えるとビザを取得することができません。
そこで、この記事ではワーホリ協定国の年齢制限や、知っていると得する裏技を紹介します。
万が一年齢制限を超えてしまった方にも、海外に滞在して働ける方法をお届けしますよ!
ワーホリ制度に興味が出てきている方は必見です!
目次
2019年度最新版!ワーホリ協定国23カ国の年齢制限を一覧で確認
まずは、ワーホリ協定国23か国分まとめて、年齢制限を一覧で確認しましょう。
年齢制限 | 対象国 |
申請時の年齢が18歳から26歳まで | アイスランド |
申請時の年齢が18歳から29歳まで | フランス |
申請時の年齢が18歳から30歳まで | オーストラリア |
入国時の年齢が18歳から30歳まで | ハンガリー |
基本的には申請時に30歳以下(31歳の誕生日を迎える前日)を期限としているところが多いです。
ただし、一部の国では年齢が異なるので注意しましょう。
また、ほとんどの国ではビザ申請時の年齢で制限をかけていますが、ハンガリーは異なります。
入国して現地の移民局に行き、一時滞在許可証を受け取るときに30歳以下という条件になっているので注意しましょう。
ワーホリの年齢制限に関する噂は本当?気になる裏技も紹介!
ワーホリビザの年齢制限について、様々な情報が流れています。
ここでは、よく聞く噂やワーホリを楽しむ裏技を紹介します!
オーストラリアのワーホリ年齢制限が35歳に変更?時期は未定なので注意
[say img=”http://hideblog-neetryz.com/wp-content/uploads/2019/01/gorilla6.png” name=”ストゴリくん” from=”right”]オーストラリアのワーホリ年齢制限が35歳になる!?[/say]
という話を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。
将来的に引き上げるという話は2017年から上がっていましたが、2019年現在、日本人の対象年齢は30歳から変更になっていません。
カナダ、アイルランド国籍を持つ人に限り35歳までワーキングホリデービザを取得できます。
日本に関しては変更の時期が未定なので、年齢制限ギリギリの方は注意しましょう。
ワーホリを32歳までする裏技を紹介!入国期限を確認しよう
「32歳でワーホリしてます!」という声を聞き、疑問を持った方がいるかもしれません。
実は32歳でも合法的にワーホリすることが可能です。
[say img=”http://hideblog-neetryz.com/wp-content/uploads/2019/06/37e3808047553cedb34daa9b1d7ab2a3-e1561899461607.jpg” name=”ちあき”]その秘密はビザ取得後の入国期限にあります。[/say]
実は、オーストラリアやカナダなどの一部の国は、ビザ取得してから1年間入国の猶予があり、初めての入国から1年間滞在が可能。
そのため、31歳になる直前にビザを取得して1年間入国をせずに取っておくことで、32歳でワーホリができるのです。
逆に、申請日から1年間しか滞在できない国や、入国期限が短い国もあるのでワーホリビザの条件は必ずチェックしておきましょう。
この入国期限の違いを使って、30歳ギリギリで2つの国のビザを取得して32歳まで2カ国ワーホリすることも可能ですよ!
オーストラリア、ニュージーランドはワーホリビザ延長できる!年齢制限が異なるので注意
オーストラリア、ニュージーランドの2カ国は農業など、特定の職業を一定期間続けることで滞在期間を延長することができます。
一見よく似た制度ですが、申請できる時期や年齢などの条件が異なるので注意が必要です。
簡単に違いをまとめました!
オーストラリア | ニュージーランド | |
申請するための条件 | 農業などの特定の業種で実働88日以上就労する (同一雇用主の場合、連続3ヶ月の就労でも可) | 農業などのシーズナルワークで3ヶ月以上就労する |
申請できる時期 | 年齢制限まで、1度めのビザ失効後も申請できる | ワーホリ滞在中に限る |
申請時の年齢 | 31歳未満 | ワーホリ中ならば年齢を問わない |
延長できる期間 | 1年間 | 3ヶ月 |
ワーホリが年齢制限してるのはなぜ?
なぜワーホリは年齢制限があるのでしょうか。理由を調べてみました!
外務省によると、ワーホリは以下の目的で行われているそうです。
ワーキング・ホリデー制度とは,二国・地域間の取決め等に基づき,各々が,相手国・地域の青少年に対し,休暇目的の入国及び滞在期間中における旅行・滞在資金を補うための付随的な就労を認める制度です。各々の国・地域が,その文化や一般的な生活様式を理解する機会を相手国・地域の青少年に対して提供し,二国・地域間の相互理解を深めることを趣旨とします。(外務省ホームページより引用)
ちょっと難しいですよね?
簡単にいうと、
- 青少年の異文化への理解を深めるのが目的
- 仕事は現地での旅行代や生活費を補うためのもので、メインの目的ではない
- 目的は休暇
ということで、若いうちに海外を知ってお互いを理解するための制度なんですね。
[say img=”http://hideblog-neetryz.com/wp-content/uploads/2019/06/37e3808047553cedb34daa9b1d7ab2a3-e1561899461607.jpg” name=”ちあき”]ワーホリ協定国では18歳を成人としている国も多いことから、18歳以上を対象にしているのでしょう。[/say]
また、あくまで若いうちに異文化を理解を深める目的で実施しているワーホリ。
その後自国で仕事を探したり、新しい活動を始めることを考慮して、年齢に上限を設けているのでしょう。
ワーホリを実際にしている年齢層は?社会人でもワーホリできる?
[say img=”http://hideblog-neetryz.com/wp-content/uploads/2019/01/gorilla5.png” name=”ストゴリくん” from=”right”]ワーホリに行ってみたいけれど、同世代がいなくて浮いてしまったらどうしよう?[/say]
と悩んでいる方、ご安心ください!
私自身、29歳からワーホリを始め、31歳の今も国を変えてワーホリしていますが、様々な年齢の人に会いました。
一番仲良くなったのは当時19歳の子ですし、もちろん同世代もたくさん。
海外にいるといきなり年齢を聞く文化はないので、歳を気にする場面はありません。
仲良くなってからしばらくして、「そういえばいくつなの?」と聞いて年齢を知ることも多いですよ。
むしろ社会人の場合、過去の経験が現地での仕事探しに有利に働くこともあります。
逆に10代でも年上に気を遣う必要もなく、年齢を原因に仕事を落とされることもないので楽ちんですよ。
体感としては、一番多いのが社会人を少し経験した25〜26歳ぐらいが一番多く、ついで30歳近くのギリギリ組と、大学休学してきた20歳前後が多かったです。
年齢は気にせず、ワーホリを楽しんでもらえたらいいなと思います!
ワーホリの年齢制限を超えたけれど海外で働きたい!実現する方法は?
[say img=”http://hideblog-neetryz.com/wp-content/uploads/2019/01/gorilla4.png” name=”ストゴリくん” from=”right”]ワーホリの年齢制限を超えてしまったけれど、海外で働きたい![/say]
という方も、海外に滞在する方法はありますよ!
ここでは海外での就労ができるビザの情報を集めました。
ワーホリができない方も、諦めずに確認していきましょう。
就労ビザをとる
現地で雇用してくれる企業があれば、就労ビザで滞在することができます。
スキル次第ではそのまま永住権に繋がることもあるので、長く海外に滞在したい人は手に入れたいですよね。
国と経験にもよりますが、就労ビザ取得は難しくなってきています。
最近は特殊な技術がなければ、ワーホリ協定国のような人気国に滞在するのは難しいでしょう。
海外転職サービスを利用しつつ、海外の支社をもつ日本の会社に就職し異動を狙うのが現実的です。
また以下で紹介するようなのビザで就労し、雇用先から就労ビザのオファーをもらう方法を検討してもよいでしょう。
学生ビザを取る
学生ビザは勉学を目的としていますが、条件付きで就労を認めている国もあります。
[say img=”http://hideblog-neetryz.com/wp-content/uploads/2019/01/hidebu8.png” name=”ひでぶ”]ここで実績を残せれば、就労ビザのオファーが来る可能性も![/say]
人気国での学生ビザでの就労条件をまとめました。
ビザの種類により細かい条件がつく場合があるので、詳しくは各移民局のサイトで確認しましょう。
国名 | 就労条件 |
アメリカ | 原則禁止 |
カナダ | フルタイムの学生に限り週20時間まで ※語学留学では不可 |
イギリス | 長期留学用のビザに限り週10〜20時間まで |
オーストラリア | 2週間で40時間まで ※休暇中は時間制限なし |
ニュージーランド | 指定の学校に所属していれば週20時間まで |
アイルランド | 政府公認の学校の学生に限り週20時間まで |
フランス | 3ヶ月以上のビザ取得で年間964時間まで |
スペイン | 週20時間まで可能だが労働許可の申請が必要 |
就労が認められている国もありますが、通学する学校に制限がある場合も。
学生として勉強しながら現地で働くことも考えている場合は、学校選びには慎重に行いましょう。
その他、国別に特殊なビザがあるのでチェック!
国により、現地で就労するチャンスを掴めるビザを発給しています。
例えば、ニュージーランドでは特定就労推進制度(Silver Fern Policies)という制度があり、渡航して9ヶ月間現地で仕事を探すことができます。
学士または専門職で2年以上の経験が求められ、対象年齢は35歳までと条件は厳しめですが、自分の足で仕事を探せるのは嬉しいですね。
もちろん、現地で仕事が見つかれば就労ビザに切り替えられます。
また、ドイツにはAusbildung(アウスビルドゥング)と呼ばれる職業訓練制度があります。これは無料で学校に通いながら、インターンシップをすることができる制度。
採用は難しいですが、挑戦してみる価値はありますよ!
その他、ヨーロッパではフリーランスとして活動したい人向けのビザがあるため、自分で事業を興したい人は取得を考えてもいいでしょう。
発行しているビザは国によって異なり、種類や条件もよく変わるので、気になる国がある人は定期的にチェックしておくとチャンスが掴めるかもしれません!
ワーホリをしようか悩んでいるなら年齢制限までにビザを取ろう!
ワーホリは海外生活を経験するのにぴったりの制度。
年齢制限があるので、海外に憧れている方はぜひ早めに挑戦してください。
ビザを取得してから入国までの期限が長い国もあるので、「年齢ギリギリで今は仕事をしているけれども挑戦してみたい」という方もまずはビザを申請してみてはいかがでしょうか。
ぜひ、悔いのない選択をしてくださいね。