上記の記事、サウスピーク塾長はるじぇーさんの将来像の連載2記事目です。
ーー前回の記事で、「フィリピン人講師の地位を向上させるために、娯楽中心のフィリピン留学を健全化をしたい。」とおっしゃっていましたが、そのためにどんな解決策があるのでしょうか。
目次
様々な角度から、フィリピン留学の語学学校にものさしを取り入れる
はるじぇー
「娯楽中心の語学学校」で生徒がなんで満足するかというと、英語力を測るきちんとしたものさしがないからなんですね。
語学学校が「その生徒の英語力がどれくらい上がった」という正確なデータを出さないから、「素晴らしい授業を受けました!楽しかったです!」で終わる。
「フィリピンではしゃぐ」の例から見ても分かりますが、
補足すると、著者のはしゃさん自身が残念な人だったというわけでは決してあり
「韓国系のひどい語学学校を選んでしまった」のと「
「フィリピンではしゃぐ」
まともな語学学校であれば、
けれど、語学留学に関する知識がない著者(はしゃ)
普通の日本人ははしゃさんと同じように、
ーー英語力を測るものさしでいうと、TOEIC(LR)とかですかね。
又、「1回しか留学してないから語学学校を見極める基準がわからない」というのは、複数回留学するべきということでしょうか?
はるじぇー
別にTOEICにこだわっているわけではないです。
しかし現状、日本人のあまり高くない英語力(目安としてTOEIC LR試験で800点以下)を測るのに一番適している試験だとは思っています。
留学の回数に関しては、1回で当たりの語学学校を探すのもなかなか難しいです。
現に、サウスピークでも他の語学学校からの転校・前の語学学校で成果が思うように上がらず2校目として留学しにくる方が多くいらっしゃいます。
はしゃさんだけではなく、留学に失敗している人は思っているより多いです。
ーーなるほど、ではTOEIC(LR)を指標にすることに批判的な人もいますが、どう思われますか?
TOEIC(LR)を英語力の指標にすることは、理にかなっている
はるじぇー
TOEIC(LR)を批判する人たちは、「まともに英語を学習したことがあるのか」と疑問に思います。
TOEIC(LR)のリスニングすらできない人は英語を話すことができません。
言うまでもないですが、相手の話も聞き取れないのに会話が成立するわけがないですよね。
よく、アメリカ帰りで「英語話せます」といってTOEIC(
ひでぶさんこんな人、どう思いますか?
ーー単語ベースだったり、文法めちゃくちゃだったりするのかなと思います。
後、聞き取れていないということは、自己中心的に話しているだけなのでは。
はるじぇー
全くその通り。
「 TOEIC(LR)を取れていない人はそもそも英会話のスタート地点に立てていない」という単純な理屈を理解できない人が多すぎます。
相手の話を聞き、それについて考えて応答するのが会話なのですから。
特に日本人男性に伝えておきたいのが、
そのため、アジア系の男性留学生は、留学中の社交・交友関係のスタート地点から相当な苦労が強いられます。
ですので、
一方、アジア系の女性は、先述のビックデータを踏まえると、
また、TOEIC(LR)は会話の聞き取り能力を鍛えるだけでなく、リテンション能力が高まるので、会話も伸びやすいことが分かっています。
[memo title=”MEMO”]リテンション能力とは、聞こえた音をいったん頭の中にとどめ、情報を一定時間記憶しておく能力のこと。
[/memo]
このリテンション能力が低いと、聞いた順番にどんどん忘れていくので、質問に適切に答えることができません。
またリテンション能力が高まることによって、文章が頭に残りやすくなるので、単語ベースではなく比較的長めの文章でも会話できるようになります。
なので、TOEIC(LR)をひとまず指標にすることは、英会話上達にとっても正解といえます。
ーーひとまずというと?TOEIC(LR)の先に目指すべき資格があるのですか?
TOEIC(LR)800点以上は、目標とする試験の選択肢は増える
はるじぇー
800点以上の方は試験の選択肢が、ぐっと増えてきます。
TOEFL iBT試験試験や、TOEIC Speaking&Writingなど、より難易度が高い&会話も内容に入っている試験を受けるのが良いでしょう。
TOEFL iBT試験試験は受験料が高い・内容がアカデミックすぎますが、TOEIC Speaking&Writingは、TOEFL iBT試験試験の受験料が半分以上節約できること、内容も日常会話・ビジネス英会話に非常に適しています。
実際、TOEIC Speaking&Writing関してはサウスピークでもヒエラルキー(レベル分け)を導入しました。
[memo title=”MEMO”]TOEFL iBT試験試験受験料=230$→約26,220円
[/memo]
TOEICSpeaking&Writing=10,260円
*2017年11月現在
ーー自分が留学していた時は、 TOEIC(LR)だけだったので衝撃です。
今後はTOEIC(LR)とTOEIC Speaking&Writingの二本柱でいくということでしょうか。
はるじぇー
今後両試験を上回るような、英語力の指標となる試験があればどんどん導入していきたいです。
英語力を測るものさしがしっかり語学学校にあると、「留学自体が成功しているか分からない」という状況が防げますし、何より生徒のモチベーション維持に非常に有効です。
明確な目標がないと、娯楽に走ってしまう
人間、何か目的がないと走り続けられないと思ってます。
目的や目標がないままに留学をしてしまうと、「
その目的もなんでもいいというワケではなく、「それが将来どのように役にたつか」を具体的にイメージできるものではないと効果がない。
サウスピークが公共機関の資格試験を利用しているのがそれが理由で、特にハイレベルな英語力を身に付けたい方・就職や転職などに留学自体を活かしたい場合は、語学学校のオリジナルテストなんか目標にしても意味がないです。
逆にサウスピークのように、公共機関のテストなどで将来のための目的が明確にあると、語学学校を卒業した後の未来に繋がる勉強ですので、より真剣に、迷いなく英語学習に没頭することが出来ます。
また生徒同士が共通の目標に向かって、結果を出そうと切磋琢磨していく環境が出来上がります。
観光・娯楽を重視している語学学校では、「
ーー確かに僕、元々あまり勉強を好きではないのですが、確かにTOEICという目標があったから3ヶ月頑張り続けることができたと思います。
はるじぇー
サウスピークではフィリピン人講師と生徒が一緒に外出するのを許
けれど、
そのような学校は、友達と講師の境界線があいまいになり、ただ授業で雑談をして終わっている傾向にあります。
しっかりとした目的がないと、
そうなると、
[memo title=”本項のまとめ”]
[list class=”list-raw”]
明確な目標がないと、娯楽に走ってしまう
そのために、TOEIC(LR)を英語力の指標にすることは、理にかなっている
TOEIC(LR)800点以上は、目標とする試験の選択肢は増える
[/list]
[/memo]
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